Voyage2014 モロッコ編

 娘が急に1週間の休みが取れたので、充実した休暇をと思い、モロッコのみに行って来ました。   

2014.05.15:Dubai

Casablanca空港  Fez 

残念ながらドバイの町は見れなったのですが、空港も超近代的でした。きらきらしているのが、
写真からも分かって頂けると思います。
 
約19時間のフライと終えて、
モロッコの玄関カサブランカに到着。
やしの木と青空の出迎えを受けました

 
空港からは我々二人にガイドさんと運転手さんとのドライブ旅行が始まった。フェズに入るといきなり、町のスーパーへ。ガイドさんはこれから5日分のペットボトル購入。自分たちのビールも。我々は結局何も買わなかった。スーパーはどの国も同じ。

2014.05.16 Fez

Royal Mirage(ホテル)

    
 
団体客も受け入れる大きなホテル。この日は何かの記念日でモロッコに縁のあるイスラエル人の集団がこの大型バスでやって来て大騒ぎしていた。これまた、世界共通。因みに近隣のアフリカ諸国とは違う」モロッコはイスラエルと仲がいいらしい。 



フェズの市街地 
車での移動中、工場のような物は一切見ないけど、この町は観光客と観光客相手の生業で生活している人達が住んでいると思えば、やはり観光業、つまり、人が移動し、楽しみのは大きな産業だし、人を沢山養えるものだなぁって思わせる眺め。

お決まりの様に陶器工場へ案内された本当に購入を勧めらはしなかったけど、ついつい高い買い物をしてしまった。ゼリージュという手法らしく。イスラム文化の香りがする。
  Fezの旧市街   
 
昔ながらの水売りの」おじさん。水はちょっと購入する気にはなれない。だけど、写真を撮るには当然チップが必要。これも観光業の一
  

 フェズの街角で銅の鍋やさんを発見!この何とも可愛い形に惚れました。よく値段は覚えていないけど、日本で買うよりはかなりお得だったと思う。ガイドさんが値段交渉してくれたけど、お店のお兄さんは断固として安くしてくれなかった。
 金属製は余程の事がない限り一生物だ。今年の冬はこれで、関東煮でも作ります。



 皮の染色やさんの風景。天然染料なのか、排水や、労働環境で問題にならないのかなあって、ついつい思ってしまう。見学の我々の方がまずは匂いでダウン。
 結構な値段だったし、好みがちょっと合わない。
 ブー・イナニア・アドラサ   ターバン購入 
 

とにかく美しい。昨年のアルハンブラ宮殿よりも美しいように思った。右の写真も同じ!美しすぎる何とか!
  

砂漠に向けての準備。何故か、ツアー代金に含まれていた。お店のお兄さんは手際がいい。
サハラ砂漠の拠点の町・メルズーカを目指して  
 
道は整備されているので、ドライブは快適。途中の休憩のドライブインの周りはこんな景色。平たい台のような丘が点在している

まさかの砂漠の大雨。堤防もあるような、無いような所を車は走る。ただ、流れているのが褐色の水だけなので、脅威は感じない。

本来なら砂漠のテントで、1泊の予定だったが、自然には勝てず、明日の朝の砂漠を想像しながら、おとなしくホテルの部屋で過ごした夜だった。
2014.05.17:Merzouga  
 Atlas du Sable(El Cojo)   ラクダと共に砂漠へ 
 
モロッコも西洋人の保養場所なので、どのホテルにもプールがある。我々も灼熱の太陽を期待して、水着を持参していたけど、寒くてそれどころではなかった。だけど、プールはあるだけで、気持ちがいい。
 


このホテルのオーナーがブラッド・ピットと仲良しで、本人とのツーショットが飾ってあった。彼クラスのスターだと、流石にこちらもこのホテルに泊まった事が誇らしい。
 

夜明け前にホテルを出発。ホテルの前から砂漠が始まっている。Fezで買ったターバンをして、寒いのでダウンを着込んでの出発

砂漠を一人行く


前日の雨でサラサラではなく湿った砂


朝日の砂漠は物悲しさはないけど、やっぱり綺麗だし、元気は出る。
  
ホテルに戻ろうとしたら、ラクダ使いのお兄さんがいきなり店開き。買わないと無事ホテルに戻れないのではとの恐怖心から下記の化石が埋め込まれた石を購入。町の3倍位の値段だった。なかなかの知恵者だ!
 

「月の砂漠をはるばると、、、、」ではないけど、朝日が作ったちょっと素敵な映像。祖父譲りの娘のシャッター。


大好きになったラクダ。彼らのお陰で砂漠での物流も可能だった。だけど、」帰国後、ラクダが感染の元の伝染病の事を知った。複雑な気持ち。
2014.05.18 Ouarzate(ワルザザート)    ワルザザード 
 
トドラ渓谷
やはり岩の色は褐色。日本の色とは違う。日曜だったので、地元も人たちも沢山!その光景は日本と同じ。
 
ダデス渓谷
バラで有名との事。花は5月初旬で刈り取られていて、数輪が残っていた。バラはいいね!

アラビヤや古代の映画の撮影が行われた撮影所がある町。いかにもという風景が広がる。
 Htel La Fint 2014.05.19
Ait Ben Haddou(アイト・ベン・ハッドゥ) 
 
 
このホテルにも、プールがあった。いいなあ!
 

砂漠もそうだけど、こんな風景は日本では見れない。この褐色が私にはとても暖かく、自然に感じられる。
 

左の写真の一番上からの写真です。人が生活しているし、この中にホテルもある。泊まってみるのも楽しそうだ。
 ARGAN(アルガン)    
  
このどんぐりのような実がアルガンです。恐ろしく高価なオイルなのです。どれだけの効果があるか分からないけど、結構話題になっている。

隣の実をこの臼で挽くと、右のようなオイルになる

手前はアルガンの蜂蜜で奥がオイルで、
食用はアルガンの実を炒ってから挽いている。

なかなか美味しいけど、高い。

2014,05.19 Marrakech
Dar Al Assad

   

長い長いドライブの後、たどり着いたマラケッシュの宿の入り口。
 
ライオンのこのモダンな絵がお出迎え
 
そして、小さいけどセンスのいい中庭
 

さりげなく置いてある丁度品も素敵。この象嵌のテーブルほしいなあ!


私達が泊まった1階の部屋。リアドは自宅という事なので、部屋には鍵がかからない。すっかりこの雰囲気に魅せられて、全く問題なし
 

バスルームも素敵
2014.05.20 Marrakech    
 
メディナ(旧市街)のスークに出店するには2000万円位の資金がいるようで、代々続いている店も多いらしい。みんな日本語で語りかけはするけど、しつこくない。「高田馬場」なんて事も。一体何だと思っているのだとう。
 

この列の写真の色合いは全て同じに見えるが、ここはパブーシュやさん。なんとか日本で買うよりも安くとガイドさんに交渉を依頼した結果、少しは安く良いものが買えたようです。
 

ここはスパイス屋さん。クミンとミントティーと、熱湯を注ぐと鼻がすっとするメンソールの素のような物を購入




ジャマ・エル・フナ広場のカフェから見る夕日。高層ビルがないとやはり、気持ちいい。




日が沈むと何処からともなく人が集まってきて、あっという間にこの人だかり。みんな、どんな価値観を持って生活しているのだとうか?
 
この木はジャカランダという紫色の花を付けている。なかなかモロッコにあった雰囲気。どの町にも新市街地があり、そこにショッピングモールのような物もある。普通の近代都市と変わらない。
2014.05.21Casablancaへ     
 
市街地を抜けるとこの台地がただただ続く。こんな家も看板もない土地が存在する事には驚く。
 
走行距離約1610キロを車酔いすることもなく運転してくれたヤシムさん。元ボクサーとの事。車はベンツだった。
 
北海道大学に留学経験のあるハリッドさんは日本語が堪能。そして、何よりグルメ。彼のチョイスする食事はどれも美味しかった。
 モロッコの総括  流石に異国情緒満点の旅行だった。そして、フランスの植民地だったからか、洗練された雰囲気もある。隣国アルジェリア生まれのイブ・サンローランもモロッコが大好きで、マラケッシュの彼の別荘は今、観光客スポットになっている。ブルガリ一族の屋敷もあった。
 しかし、モロッコは王国で台地に突如として「神様・王国・王様」の文字。やはり立憲君主制なんだと気づかされる。国民は近代的発想で国を改革する現国王ムハンマド6世を慕っているようで、アラブの春はこの国には関係なさそうだ。
 移動途中に見た何もない台地。これからどんな風に変わっていくのだろう。そして、旧市街も。
 飛行距離が日本からはかなりあるので、簡単には行けないけど、ヨーロッパからは近い。又、機会があれば行ってみたい国だ。